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◆コラム8:チラシの相場って?

  オークションで欲しいチラシを見つけ、値段を見ると、結構な高値。良くあるケースです。
入札するか否か、入札してもライバルとの叩き合いになった時にどこまで突っ張るかは誰でも迷うところです。

この時に目安にしたいのが「相場」でしょう。
ショップやオークションでたびたび見かけるチラシならある程度の相場は分かります。
(落札価格相場を調べるサイトもあります)
しかし、高値のものは、滅多に出ないからこそ高値であり(そうでもないのに高値なのもありますが)それに対しては、相場を調べようにもデータが無いため、判断材料が無くて困ります。

そもそも、チラシの相場って何なのでしょう?
昔はショップがチラシを買い取り、値付けを行うのが主流でした。
暗黙の価格協定があったわけでは無いでしょうが、同じチラシでショップごとに販売価格が大きく異なる事はあまり無く、だいたいの相場は分かり易い状況でした。
しかし、そこから「委託販売」によって、ショップへの持込者が値を付けるようになり、更に最近ではオークションにより、お客自らが価格を決めるようになってきました。
ただでさえコレクターズ・アイテムゆえに価格変動があるチラシの相場が、だんだん乱れてきているのも、こういった背景が絡んでいる事でしょう。

見た事もないような珍品チラシがオークションに出品されれば多くのコレクターが飛びつきます。
そして、最終的にかなりの高値で落札される事もあるのですが、果たしてその落札値が「相場」と言えるでしょうか?
いやいや、落札値はあくまでも最終的に叩き合いを制した者の付けた値段というだけなのです。
そう考えると、自分は「落札値=相場」というよりも「落札値=天井値」と捉えています。
ただ、最近は落札値をベースとした価格設定でショップに委託販売されるケースも見受けられ(店の取り分が上乗せされ、落札値よりも更に割高になっているケースもある)「落札値=相場」の様相も呈してきているのも事実なのです。
この傾向は、高額落札されたチラシほど顕著で、現実的には落札値が相場と認知されつつある状況になっているのも否めません

自分は最終的には、「欲しさ度」「懐具合」「市場流通予測」を踏まえて、自分の中での捻出限度額を決めて(つまり、自分の中での相場・適正価格を作っちゃう)その範囲で購入を考えます。
もちろんショップ等で見かけた事があるチラシであれば、その時の価格は大いに参考にしますが、そうでない場合は、己の価値観こそが相場と割り切るしか無いですからね。
この「自己算出相場」が狂ってて、大怪我した事も過去に数度はありますが、それは自分の勉強不足という事で諦めもつきます。(いや、正直言ってかなり凹んで立ち直るのに時間がかかる場合もあるんだがな〜)

という事でまとめましょう。
「チラシの相場って?」「そんなもん、自分で決めるもんだ!」

これって暴論ですかね..??

 
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